ミュージカルレポ・・・１ by param

今回、なんでミュージカルを観に行こうと思ったのか・・・ですよね。

署名運動まで参加しているのに？って思っていらっしゃる方々もいらっしゃるでしょう。

私は、ミュージカル出演に反対というよりは、ジュンギの意志の届かない所で、無理にという部分が一番気に入らなかったという事です。

ただ、人は、生きている間に、それぞれのお役目があります。

自分の意志とは関係の無い所で、運命は大きく動いて行く時もあるという事ですね。

この『生命の航海』にジュンギが必要とされる　理由

その部分をしっかりと見届けたかったという事です。

そして、人づてに色々な事を聞いていても

自分の目で見ない事には、何も語る資格が無いという事にもどかしい思いもありました。

そして、　伝えたい思いがあった事、感じたい思いがあった事

ただ、本当に申し訳ないのが、ハングルの理解力がお粗末なので

セリフがどうのこうのという部分は、勘弁してください。

このミュージカルが伝えたい”魂”の部分を感じられればという思いだけですね。

ただひとつ、ちょっとだけ自慢できるとしたら

文字を読むスピードが速くなった事ですね。　これは、正直自分でビックリでした。

そして、JGスペのお仲間たちのハングル理解力は、相当ですねという事も　ビックリしましたよ。

もう、私なんか恥ずかしいくらいですよ。皆さん素晴らしいですわ～

ということで、セリフがどうのこうのは、JGスペのお仲間にお願いしますわ＾＾；

今回、金浦から漢江を通って来ましたが、この川を渡る橋は、６・２５戦争の時に、全部落されて　一度は、無くなってしまった事は、有名ですが

新しくかけられた橋の中に、これは日本人が掛けた橋だよって、タクシーの運転手さんに教えて頂いて

どう、言葉で言い表したらいいのか、不思議な気持ちになりました。

その戦争のバックグラウンドにある物を考えると、やっぱり、複雑な気持ちでした。

私たちのミュージカルへの旅は、そういう感じで始まったのでした。

今回の太田公演は、最終という事もあり、良席のチケットは、望めませんでしたが

1500席という小規模の劇場であり、中に入って喜べたのは、前の座席の頭が気にならない

すり鉢状に席が配置されていた事で、後ろの方でも、とても見やすい劇場でした。

3回公演鑑賞組と5回公演鑑賞組に分かれたんですが

私は、今回の公演は、しっかりと感じたいと思いましたので

5回観賞して、最終まで見届ける事が出来ました。

太田の初日は、昨日も書いたように、ちょっと焦っての劇場入りで

劇場を探索する時間もなく、席に着きましたが

ともかく最初は、全体を観ようと決めていたので、ジュンギのアップを見るという事を我慢して

物語の全体像を把握しようと、観賞しました。

その時に、感心したのが、やっぱり、群像劇の迫力ですね。

全ての配役の動きが　隅々まで決められていた事ですね。

ジュンギ演じるヘガンも、時には、脇役として舞台の上で、しっかりと演出されていた事です。

私が、思ったよりも　本当にヘガン役は、出ずっぱりです。

そして、歌も多いのには、ちょっとビックリでした。

これは、本当に、ちゃんと演技が出来て、歌も歌える俳優じゃないと

とても、この役は務まらないと、納得でした。

ジフニ演じるチェンミンの役は、感情を強く出しやすいので、とてもインパクトがあります。

ヘガンは、正義の役なんですが、逆に普通に正義を振りかざす事を大げさにやってしまうと

ありきたりの正義感になってしまうという、難しい役だなぁって感じました。

ヘガンは、自分がおとりになって、家族を逃がす場面がありますが、

確かに、その部分は英雄ですが、この部分を、家族だけでなく群衆を助けるように見せたら、もっとカッコいいなぁって感じました。

って、最初から語る前に　ヘガンの役を語ってしまったね～＾＾；

つまりは、結論から言うと　ヘガンという役は、今いる軍人の中では、俳優イ･ジュンギにしか演じられなかったということですね。

今回のパンフレットには、代役さんの時のフォトが載っていましたが、本当に　この役の代役は、大変だったろうなぁと、察しましたよ。

今回のミュージカル『生命の航海』のお役目ですが、サポーターさんとも言っていましたが、

何と言っても　”レクイエム”のお役目が与えられているという事を感じられました。

戦争で、犠牲になった沢山の魂を慰める事

サポーターさん曰く　沢山の魂が　ジュンギに感謝してるって

それを聞いて

昔から、演劇とか歌とかには、そういうお役目があったなぁって思いだしました。

60周年記念公演にという所が　大事だったんだろうなぁ

日本も終戦60周年を超えて、戦争を体験した世代が段々と消えゆく時代で

さて、そういう悲惨な時代を忘れずに、この先の未来をどう繋げて行くのかという曲がり角ですね。

『生命の航海』が伝えたいもの・・・・・これは、船の中が舞台ですが

これを、宇宙という海に浮かぶ　地球号としても考えられる訳で

歌の内容にもあるように、”同じ船に乗っている　私たちは、ひとつ”

思想や考え方が違っても　同じ人間　・・・この場合は、同じ民族　ですが

戦争が起きてしまうのは、個人のせいではないけれど

人の想いとか考えかたが、違うベクトルに向かって行ってしまう

だけど、どの命も　大切な　たった一つの命だから　生きて欲しい。

だんだん　とりとめなくなってきましたが、そういうような事が、まっすぐ伝わって来ました。

普通の商業ミュージカルとは、違う意味合いが

やっぱり、ありましたね。

ジュンギが主役のひとりとして、そういうお役目を与えられた事は、やっぱり凄い事だと思います。

選ばれた人間にしか出来ない　お仕事ですね。

伝える事ができる　それが出来る力を持った人間でないと、出来ない事です。

この仕事をやり遂げる事が出来た事

きっと、この先も、俳優として生きる上で、大きな糧となるという事は、間違いないです。

舞台は、生き物・・・・とっても魅力的です。

本当に　お疲れさまでした。

そして、ありがとうございました。ですね。

 

 

 

 

コメント 11

paramさんとおんなじ気持ちです。
いち俳優としてのイジュンギさんだけでなく、それを超えてジュンギさんだからできる大きな大きなお役目があったのだと感じています。韓国のみならず、国を越えて、世界を越えて。本当に素晴らしかったです。
伝えてくださってありがとう。
by kaltes (2010-11-03 22:49) 

paramさん　皆さんこんばんは。

私も同感です。
主役なので、当然かも知れないですが、急な参加だったので、もっと出番がが少ないのかな、と思っていました。
ジュンギの出番はびっくりするはど多いですよね。
ずっと出てる感じです。そしてジフンさんの役よりとても難しい・・。

ジュンギはこのミュージカルの主役をするお役目だったんだと・・・
レクイエム・・・沢山の魂が喜んでいる・・・。
本当にこのお役目はジュンギにしか出来なかったですね・・・。

今思うと、あの映画も出演しなくて正解な作品でしたし、ドラマも・・・正解なのかもしれません。
ジュンギは神に守られている様な気がします。
by erina (2010-11-03 23:20) 

paramさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

一度も見に行くことができなかった私は、動画や写真から、ジュンギの舞台を見ていました。
私も、最初はミュージカル出演には、いろいろな意味で反対でした。
怪我をした時は、それ見たことか、と思っていましたし、これを機会に、舞台を降板すればいいのに････とまで、考えてしまいました。
製作発表の記者会見でジュンギが言っていた「戦争を体験した参戦勇士達が生存されている間に良い作品をお見せできる事がとても嬉しい」も、言わされてるのではと、疑っていました。
でも、日がたち、動画や写真から見られるジュンギの顔が、だんだん晴れやかになってくるではありませんか。
そして、今日のparamさんの記事。
ジュンギにとって「生命の航海」は、決してマイナスじゃなかったなと、感じられました。
これからも、素敵な俳優イ・ジュンギを、ずっと見守っていきたいと思います。



by taen (2010-11-04 00:08) 

語りの幕開けですね。楽しみにしていました。paramさんが感じたミュージカル。
やはり一味ちがいますね～。

おっしゃるように、舞台の端から端まで、セリフのない人もみな一人一人がどこからでも見てくれと云わんばかりの演技をしていましたね。

まずは私もそこに一番感心しました。

誰一人欠けてもあの舞台は成り立ちませんでしたね。みんなが素晴らしい！

幕の区切りにみんながピタリと動きを止めて静止しますよね。まるでビデオを一時停止するような。あれ、私にはツボでした。ほんとに舞台が一つの額縁に入った絵に見えてきましたもの。

回想という部分を浮き立たせるような演出で、面白かったです。

語りの続きに期待満々です(^-^)
by sarann (2010-11-04 00:44) 

paramさん
ジュンギくんファンのみなさん
こんばんは

ジュンギくんは、素晴らしいと思います。
努力し続けるひとですね？

私は、いろんな事情で、旅行も出来ない状況ですが、
見てきてくださった方々のお話をこうして、うががえてうれしいです。

ジュンギくんの笑顔を見ているだけで、幸せな気持ちになります。
こんなひとに、今まで出逢ったことがありません。

きっと、これからも、大変な仕事を、明るく元気にこなしていくのでしょう。
何より、病気やけがに気をつけて欲しいですね？

早く、帰ってきて欲しいですね？元気に・・・
それでは、また、おじゃまします。
by こまいぬ (2010-11-04 00:51) 

ミュージカルレポ　１　ありがとうございました。
paramさんのお心のままに。。。が一番！

知りたかった韓国のことも少し知ることができ、よかった＾＾
何より、気になっていたジュンギくんのヘガン役のことを
知ることができ、嬉しいです^^v
ジュンギくんじゃないとできない役だったんですね(^_-)-☆

もちろん、自分の目で見ないと、感じないと語れませんよね～
私も、その群像劇の迫力を感じたかったですね＾＾

私は、久々の風邪引きでこのまま寝ようと思いましたが、
つい、PCを開けてしまいました^^;
何を書いてるのか分からなくなるので。。。寝ま～すｚｚｚｚｚ


by Y&H (2010-11-04 01:13) 

paramさん、本当に色々な事を感じ考えた四日間でしたね。

初日を見た後、すごく複雑な気持ちがして
中国ファンからのたくさんの花輪を見た後の、中国軍との激しい戦闘場面
このミュージカルにジュンギが参加した経緯
いろんなことが頭を回り
本当に申し訳ないのだけれど、心が萎えてしまって
涙が出て、素直に心が舞台に向きませんでした

その時、paramさんから、サポーターさんの話を聞きました。

＞サポーターさん曰く　沢山の魂が　ジュンギに感謝してるって

それを聞いて、心がすーっと軽くなりました。
ジュンギ役目はレクイエムだったんだって、
そのことが心にすとんと落ちました。

本当に素直な気持ちで残りの舞台を鑑賞できたこと
サポーターさんに、心から感謝してます。

現地ですぐに伝えられずに、ごめんね・・・
by まゆかな (2010-11-04 07:58) 

初めてコメントさせて頂きます。
　
心が洗われるような内容で涙が出ました。
私はソウル、春川と公演を鑑賞しました。
ミュージカルは初めてで、ミュージカルって素晴らしい。
ジュンギの演技も素晴らしい。と感動して。

でも、本当の意味がわかっていなかったと、気づきました。
今のこの気持で再度鑑賞することが出来ないのが残念ですが
新たな気持ちでジュンギくんを応援できそうな気がします。

paramさんありがとうございます。
これからも、楽しみにしています。



by karin (2010-11-04 09:11) 

おはようございます。
㋹ぽ　感動しました。
知りたかった事が　全部ここに

ファン中心ではなく　より多くの人々に
観て　心で感じてほしいと思いました。
　
ジュンギは　時代に刻まれる表現者　‘‘ｖ


by んのん (2010-11-04 11:43) 

paramさんこんにちは＾＾；
ブログをやってらっしゃると大変なご苦労がおありなんですね。
今回のミュージカルに関して言えば、署名活動をやった方たちの気持ちが痛いほどわかります。私も参加しました。
そして出演するときまったからには応援する、これも当たり前のことでしょう。
世間一般の考えでは、初めてのミュージカルでしかも練習期間が１ヶ月しかないなんて無謀です。
しかも主役で、公演の責任を負う立場にいきなりなるんですから～
もし失敗したら、ジュンギがダメだったといわれ、世間は軍隊の命令だったとか初めてだったとかなんて言い訳を聞いてくれません。
だから韓国のジュンギの身近にいるファンは心配して署名になったわけですから～この署名のおかげで軍もミュージカル関係者もジュンギを特別にサポートしてくれていたようでした。
仲間も本当に大切にしてくれていたのが見ているだけでわかりました。
ジュンギはといえば、やると決めたらやる子だから、もう人には言えない猛特訓をしたんだと思います。
努力を態度で示して仲間の絆を深めていったのではないでしょうか～
ほんとにいい仲間になったようで、これで離れ離れになるのが可愛そうな感じでしたよね～
ジュンギががんばっているのを応援するのは当たり前だし、がんばっているジュンギを会場で応援したいというのは当たり前じゃないですか
署名活動にまだこだわっている方がいらっしゃるんですね・・・

舞台を見ていると出番が多くて、ジュンギがかなめになっているのがよくわかります。声もよく出ていて、ほんとよくやったと自分の息子だったら抱きしめてやるんだけど～～（ちがうって？）
もう一つ、どうしてもジュンギにこの役を白羽の矢を立てた監督さんの審美眼もすごいですね。
こんな大事な舞台に、俳優としてはプロだけどミュージカル素人のジュンギをいきなり配役して成功させてしまうんですから。
心から成功おめでとうといいたいです！

by machi (2010-11-04 12:06) 

paramさんこんにちは！初めてコメントさせていただきますが、いつも読ませていただいています！
paramさんの独自の観点、語り口が大好きなので・・＾＾；

大田公演には自分でも信じられない衝動で、鑑賞してきました。
ジュンギもすばらしかったですが、ミュージカルとしてもすばらしかった！と思いました。私は、言葉もわからないのに、ジュンギの出番の前の回想と、兵士達の歌声がシンクロする辺りで、もう涙がでてきました。
ジュンギが目的で観に来たにはちがいないけど、同じ国の人々が、二つに分かれて戦う悲しさ・・・今の日本では考えられない思いを伝えられた気がします。
ジュンギの演技、歌声に感動し、ジフンさんの存在感に感動し、皆さんの熱演に感動し・・。ほんとにこのミュージカルに出演してよかったね、ジュンギ！
といいたいです！！


by さちママ (2010-11-06 22:33)